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(4)受験校を選ぶ上での進学塾の甘い誘惑

  行きたい学校と目的にあった進学塾が決まったら、いよいよ通わせ
  合格を目指した知識を学び始めると思います。と同時に、模試などにより
  公立授業から進学塾授業にスイッチした子供のスキルレベルが見えてきます。

  これにより行きたい私学と子供のスキルとの差が出てきます。
  おそらく子供が直面する始めての「現実を突きつけられる瞬間」であり
  子供が成長する時期であるといえます。

 ほぼ目指す学校と学力がバランスが取れていれば問題なければよいのですが、
 あまりにも差があるとその現状で学力とバランスのよい学校を目指した方が
 賢い選択です。

 この受験校選びのときに進学塾から、前段で話した偏差値が関わってきますが
 進学塾の多くは「偏差値がすべてではない」と伝えられ、次に
 「お子さんの頑張りでは今の偏差値より10くらい上の学校を目指しても大丈夫です」
 と言われます。この誘惑に親としては子供が間接的に褒められたこともあり、
 つい上の学校を目指しがちですが、危険です。冷静になりましょう。

 進学塾は親切やボランティアでお子さんにチカラをつけているわけでは
 ありません。あくまでもビジネス。少子化の競争の中、次年度の生徒を
 継続的に集めるには、より偏差値の高い私学に合格したという実績が何よりの
 アピールになります。なので「チャレンジ校」として受けさせられ勝ちですが
 それに乗れば、受験ビジネスにどっぷり飲まれているということです。

 では、仮に見事にそのチャレンジ校に受かったとしましょう。
 進学塾は次の生徒募集の強烈なアピール手段として価値を生み、
 大変ありがたいことでハッピーエンド。

 しかし、本来の学力では無い学校に入れば入った後、今度はその学校の
 勉強進捗に付いていく事が大変で私学に入り高い学費の恩恵である豊富な設備、
 備品、多彩なプログラムに参加できず、自主性も何も得られず、
 親は満たされない高額な学費を払い、子供はただ単に馬車馬のように必死に
 付いていくだけのつまらない学園生活になりかねません。

 で実際についていけなければ私学合格後に大量に送りつけられる
 DMの「私学に通うお子さん向けの補習学習プログラム」という
 塾に通わせる羽目になります。これがものすごく高い。

 目的と学力に合った私立中学を選べば学力を別で補うなどということは
 ありえず、私立中学に通い同時にまた塾に通い続けるのは、私学に行く
 意味が無いとおもいませんか?

 私学は少子化の中、どの学校も生き残りの為に子供の目的や趣向と時代に
 合わせた多彩なプログラムを用意し、公立以上に充実していてこれが私学の
 大きな魅力であるといえます。はっきり言えば私学は「学力」を学ぶより
 「知識や見識」を養う施設。それなのに、みな同じに与えられた24時間で
 豊富な私学施設をフルに使わず、ついていく為の学力を補う為に時間を
 費やすのであれば、私学に行くという目的から大きく逸脱され、
 無駄な時間と金の費やし方といっても過言ではありません。

 偏差値が仮に「55」あるとしましょう。その場合、「55」以下の偏差値の学校が
 選べると判断しその枠の中で目的の合う学校を探すのが賢い選択だといえます。
 つまり目的の学校の偏差値が「30」だとすれば、そこを目指すということです。
 間違っても「55」以上の目的があう学校を目指すべきではありません。

 子どもが年齢的に精神面が大きく成長する時期ですので、この時期に、
 追われ追い詰められた学園生活するのと、楽しく充実し将来目標の見識を
 広められるとでは子供の長い人生を考えたときに、大きな成長の差が出てくること
 は火を見るより明らかではないでしょうか?

 より高い偏差値の学校に受かることがその人生を豊にするわけではありません。

 
 
 
 
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