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(7)公立を学校として選択しない危険性。

 (6)で書いたとおり正気を失い冷静さを見失ってしまうと、
 その受験は子どもの将来の為ではなく、親の世間体の為の受験となり
 受験生は世間体に振り回されながら試験に挑むことになりかねません。

 中学受験はそもそも小学生が受験をするので、高校受験とは違い、
 親子の受験とも言われていますので、親がある程度冷静に舵を取り、
 取り組んでいかないと合格しても入ってから学校方針になじめない、
 通学時間が長いなど、冷静な考えでは鈍らないミスにより、
 子どもが引きこもりになったり不登校等の問題を起こしかねません。

 中学受験は、あくまでも義務教育のオプションであり、希望の私学に
 縁がなければ、公立で勉強をする手段もあるということを忘れるべきでは
 ありません。進学塾は親がそう考えて欲しくないとはおもいますが。

 最悪なのは親が決めた第一志望校に入れず、闇雲に受験し受かった学校に
 通わせ、「いまさら公立は通わせられない」、「まぁ仕方なく」、「もう駄目だ」等、
 子どもが希望の学校に入れなかった事をずっと責め続ける家庭も
 少なくないと聞きました。

 いったい誰の為の受験であり、何の為の私学なのかを忘れないことは大切。

 私立中学を受験して縁がなく公立に通うことを恥ずかしいと考えるのは、
 大きく間違っているし、人生は小学6年生ですべてが決まるわけではなく、
 中学受験はひとつの人生の通過点に過ぎませんので。

 少子化の波をまともに受け、小児科や産科の先生が減る一方のさなか、
 同じ子どもを扱う分野の中で加熱の一途をたどる今の受験は、
 立場の違う大人の都合が程よく絡み合い互い、損得勘定が一致して
 成り立っていると実感。

 学力以前の枠で決められる今の仕組みでは子供にとって、
 プラス要素は少なく、このままでは親の価値を高める為のプログラムでしかなく
 公立を選択に入れない考え方の危険性は改めて怖いものだと痛感しました。 
 

 
 
 
 
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