NO.6612803
二分の一成人式に向けて・・
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0 名前:アスぺ息子:2015/02/03 03:06
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小4の息子。
もうすぐ学校で二分の一成人式があります。
それに向けて、いろいろ準備をしているようです。
この子は高機能自閉症、いわゆるアスペルガー型の発達障害を持っています。
知能は高く、口は達者なのですが、他人の気持ちを察したり理解することができない子です。
二分の一成人式に向けて、親から子供への手紙・・を書かなければならないのですが、私自身今までの育児を振り返り、つらい思い出ばかり、またこの子の将来に対しても不安しかなく、もう締め切りも間近だというのにどうしても書けずにいます。
もちろん、障害は持っていてもかわいいわが子です。
寝顔を見ていれば、本当にかわいいと思う。
けれど、こんな場合に子どもに向けて書いてあげるのにふさわしい言葉を綴ろうと思っても、なにか心が入らず・・
子どもへの夢や期待の言葉を書く気にならないのです。
アスペルガーの中でも積極タイプであり、でしゃばりで口が達者で物怖じしない息子なので、そろそろ空気を読まずに目立つことを避け始める子が多くなってきた学年の中で、先生にとっては息子のような子は行事の時などにはある意味都合がいい存在なのでしょう。
発表や司会など、やりたがる子がいない役目をすぐ息子に振ってこられます。
今回も発表の役を仰せつかってきたようなのですが、こういう子は口が達者でなんでもよくわかっているように見えても、物事の本質は全然理解していないのです。
しゃべる言葉は大人みたいでも、精神年齢はまだ1年生ぐらいなのです。
発表する内容の下書きを書いていましたが、趣旨から外れたような一人よがりのわけのわからない内容・・。
普通はこういう行事は、生まれた時からのことを振り返り、家族から小さかった時のことを聞いて自分が家族から大事に育てられてきたことを実感し、そのことに感謝し、また将来の自分に対して思いをめぐらす・・というようなことを趣旨として行うものなのでしょうが、息子のような子にそんなことは無理なんです。
育ててもらっていることに対する感謝・・なんていう感情は、おそらく大人になっても理解できることは無いでしょう。
息子の書いたとんちんかんな文章を読んで、むなしさばかりがこみ上げてきました。
なぜ、息子のような子に、こんな役割を与えるの?
障害のことは話しているのに・・。
便箋を前に筆が進まないままの自分。
二分の一成人式に行くのも、気が重くなってきてしまっている自分。
そんな自分をひどい親だと自己嫌悪する自分。
もう、苦しくなってきました。
誰か私にカツを入れてください。