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秀才くんと深海魚くん。

0 名前:深海魚の母:2016/10/29 16:55
本当の話ですが、正直、小説みたいです。
ちょっと書きたくなって。
そんな感じですが、「読んであげてもいいよ」という方のみでお願いします。



今、我が家には、うちの息子が通う中学校で、一番の秀才くんと、
海の底をさまよったきりの深海魚くんがいて、ふたりでゲームをしている。
もちろん、深海魚くんの方が私の息子だ。

学校一の秀才くんは、学校二の優等生くんと小学校以来の友達関係だったそうだけど、
優等生くんは、この頃、秀才くんと距離を置くようになった。
それで、取りあえずは同じクラスということもあってか、
ここ数か月来、秀才くんは、うちの深海魚くんと遊ぶようになった。

成績としては両極端に位置するふたり。
秀才くんの成績に、深海魚な息子のおバカが影響したらどうしよう?
などと、私は心配してしまったのだけれど、
秀才くんは学校一をキープし続け、
うちの息子も残念ながら深海をキープし続けている。

深海魚でもリュウグウノツカイのようにたまには浮上してと願う私は、
秀才くんからの影響を、息子も少しぐらい受けて欲しいと思う。
しかし我が家は夫婦そろって学歴もなく、
そこから産まれた息子も頭のデキが違うの一言のようだ。

夫は、名前だけは研究所風の所に勤めていたが、実態はオタクの集団で、
ある日、夫はその仕事に見切りをつけ退社。実家の家業を継いだ。
美味なるコシヒカリ米を目指し、額に汗して畑でいそしむ毎日だ。

秀才くんのご家庭は、旦那様は見たことがないので知らないけれど、
お母さんはとても物静かそうな人で、ぼっちでいる姿をたまにお見かけする。
先日、ご挨拶がてら少しお話をさせてもらったら、
秀才くんが我が家に来ることにご丁寧な御辞儀と御礼を述べられた。
秀才くんは雰囲気もお顔立ちも、そんなお母さんにそっくりだ。

「学校一番の秀才くんがうちに遊びにくるなんてね〜」
ある日、深海魚の息子にそう言ってみたら、
「おれとは似合わないって言いたいんだろ? でも遊びに行きたいって言われたら嬉しいじゃんか」と、言う息子。
「優等生くんと何かあったのかな?」と言ったら、
「そこはツッコむべからず! 立ち入り禁止領域!」と言われ、
まずい私は聞き過ぎたと思い、息子にはそれ以降聞かないことにした。

でも秀才くんが優等生くんと仲違いをしてしまい、
優等生くんとその友達から苛めのような行為をされていると、
先日、ママ同士の噂の一環で耳に入って来てしまった。
どうやら優等生くんは、表立っては優等生なのだが、
内実は優等生らしからぬことを画策する子のようだ。

うちの子も昨年、部活動で先輩たちから酷い苛めに合った。
追い詰められチック症状まで出た息子を見るのが本当に辛くて、
中学校側へ必死に食いついて何とかしてもらった経緯がある。
息子の苛めを見て見ぬ振りをし、話があってものらりくらりかわしてばかりいる部活動の顧問に、
「それがあなたの教育なのか!」と夫が切れた。
「生徒のことを真面目に考えなさい!」と同席した学年主任も切れた。
苛めがあっても、何も思わない何もしない大人がいるということを、うちの息子は知ることになった。
そう、これがリアルな大人の世界の一端なのだと。

深海魚くんにも深海魚くんなりの苦悩があって、
秀才くんにも秀才くんなりの苦悩がある。
秀才くんの方が理解度が高い分、その幅も深さもありそうだ。
どちらもスタンスは違うし、モチベーションもぜんぜん違うけれど、
でもそれぞれに悩んでいる箇所が今、同じなのかもしれない。
急に生じてしまった傷を、分かり合える者同士で、
無意識に労わり合っているのだろうか?と思ってみたりもする。

我が家には年の離れた弟がいて、その弟が嬉しそうに、
「秀才お兄ちゃんに勉強教えて貰った! 秀才お兄ちゃん凄いんだよ、いろんなこと知ってるの!」
と、感激したといった風に私のところに来て言った。
せっかく遊びに来たのに、弟の勉強見てくれたなんて申し訳なくて、
「ごめんね、弟が邪魔しちゃったみたいで。でも凄く喜んでいたの。ありがとうね」と言ったら、
秀才くんはちょっと照れくさそうに、
「・・僕、お姉さんいるけど苦手で、下の兄弟もいなくて、家より楽しそうで羨ましいです」と小声で言った。

「ふたりの都合が合うなら、いつでもうちで遊んでいいよ」と私は息子に言う。
深海魚くんは「了解でーす!」とふざけたように言う。
互いの部活動や塾の予定で、一緒に遊べる日はもともと少ない。
それに進学先の違いから、ふたりは確実に離れ離れになるけれど、
こういう日々を本当に大事にしていって欲しいと、強く思わずにいられない。
1 名前:深海魚の母:2016/10/30 19:35
本当の話ですが、正直、小説みたいです。
ちょっと書きたくなって。
そんな感じですが、「読んであげてもいいよ」という方のみでお願いします。



今、我が家には、うちの息子が通う中学校で、一番の秀才くんと、
海の底をさまよったきりの深海魚くんがいて、ふたりでゲームをしている。
もちろん、深海魚くんの方が私の息子だ。

学校一の秀才くんは、学校二の優等生くんと小学校以来の友達関係だったそうだけど、
優等生くんは、この頃、秀才くんと距離を置くようになった。
それで、取りあえずは同じクラスということもあってか、
ここ数か月来、秀才くんは、うちの深海魚くんと遊ぶようになった。

成績としては両極端に位置するふたり。
秀才くんの成績に、深海魚な息子のおバカが影響したらどうしよう?
などと、私は心配してしまったのだけれど、
秀才くんは学校一をキープし続け、
うちの息子も残念ながら深海をキープし続けている。

深海魚でもリュウグウノツカイのようにたまには浮上してと願う私は、
秀才くんからの影響を、息子も少しぐらい受けて欲しいと思う。
しかし我が家は夫婦そろって学歴もなく、
そこから産まれた息子も頭のデキが違うの一言のようだ。

夫は、名前だけは研究所風の所に勤めていたが、実態はオタクの集団で、
ある日、夫はその仕事に見切りをつけ退社。実家の家業を継いだ。
美味なるコシヒカリ米を目指し、額に汗して畑でいそしむ毎日だ。

秀才くんのご家庭は、旦那様は見たことがないので知らないけれど、
お母さんはとても物静かそうな人で、ぼっちでいる姿をたまにお見かけする。
先日、ご挨拶がてら少しお話をさせてもらったら、
秀才くんが我が家に来ることにご丁寧な御辞儀と御礼を述べられた。
秀才くんは雰囲気もお顔立ちも、そんなお母さんにそっくりだ。

「学校一番の秀才くんがうちに遊びにくるなんてね〜」
ある日、深海魚の息子にそう言ってみたら、
「おれとは似合わないって言いたいんだろ? でも遊びに行きたいって言われたら嬉しいじゃんか」と、言う息子。
「優等生くんと何かあったのかな?」と言ったら、
「そこはツッコむべからず! 立ち入り禁止領域!」と言われ、
まずい私は聞き過ぎたと思い、息子にはそれ以降聞かないことにした。

でも秀才くんが優等生くんと仲違いをしてしまい、
優等生くんとその友達から苛めのような行為をされていると、
先日、ママ同士の噂の一環で耳に入って来てしまった。
どうやら優等生くんは、表立っては優等生なのだが、
内実は優等生らしからぬことを画策する子のようだ。

うちの子も昨年、部活動で先輩たちから酷い苛めに合った。
追い詰められチック症状まで出た息子を見るのが本当に辛くて、
中学校側へ必死に食いついて何とかしてもらった経緯がある。
息子の苛めを見て見ぬ振りをし、話があってものらりくらりかわしてばかりいる部活動の顧問に、
「それがあなたの教育なのか!」と夫が切れた。
「生徒のことを真面目に考えなさい!」と同席した学年主任も切れた。
苛めがあっても、何も思わない何もしない大人がいるということを、うちの息子は知ることになった。
そう、これがリアルな大人の世界の一端なのだと。

深海魚くんにも深海魚くんなりの苦悩があって、
秀才くんにも秀才くんなりの苦悩がある。
秀才くんの方が理解度が高い分、その幅も深さもありそうだ。
どちらもスタンスは違うし、モチベーションもぜんぜん違うけれど、
でもそれぞれに悩んでいる箇所が今、同じなのかもしれない。
急に生じてしまった傷を、分かり合える者同士で、
無意識に労わり合っているのだろうか?と思ってみたりもする。

我が家には年の離れた弟がいて、その弟が嬉しそうに、
「秀才お兄ちゃんに勉強教えて貰った! 秀才お兄ちゃん凄いんだよ、いろんなこと知ってるの!」
と、感激したといった風に私のところに来て言った。
せっかく遊びに来たのに、弟の勉強見てくれたなんて申し訳なくて、
「ごめんね、弟が邪魔しちゃったみたいで。でも凄く喜んでいたの。ありがとうね」と言ったら、
秀才くんはちょっと照れくさそうに、
「・・僕、お姉さんいるけど苦手で、下の兄弟もいなくて、家より楽しそうで羨ましいです」と小声で言った。

「ふたりの都合が合うなら、いつでもうちで遊んでいいよ」と私は息子に言う。
深海魚くんは「了解でーす!」とふざけたように言う。
互いの部活動や塾の予定で、一緒に遊べる日はもともと少ない。
それに進学先の違いから、ふたりは確実に離れ離れになるけれど、
こういう日々を本当に大事にしていって欲しいと、強く思わずにいられない。
2 名前:よんだよ:2016/10/30 21:53
>>1
深海魚くん、いい男だね!

きっと、一生の友人になるよ、二人は。
3 名前:再会:2016/10/31 00:22
>>1
うちも深海魚だわ。
そしてお友達は秀才軍団。

もうみんな卒業して、それぞれの高校へ散らばってしまったけど、
夏休みは我が家に大集合してくれました。

中学時代とまったく変わらない無邪気さでゲームしてたけど、
それぞれ抱えるものはあったかもしれませんね。

私は旧友っていいな、とただただ眺めていただけですけど。
4 名前:逆だけど:2016/10/31 08:54
>>1
うちの子もいじめにあったわけではないが、そんな感じ。
クラスのさえない子とばかり付き合ってる。
でも、友達がいるだけいいと思ってる。

同じ部活の仲のいい子は、総合点が平均点以下で2もあると聞いている。でも、その子がいろんなことに誘ってくれるからうちの子も部活で浮かないですんだと思うし、勉強面で影響がなくても楽しく学校に行けて感謝してるよ。
5 名前:いいよね:2016/10/31 11:09
>>1
中学時代はさ、成績のヒエラルキー関係無しに友情を築けるんだよね〜
そこが、地元の友達の良さ。

高校以降になるとお互いの世界が変わってしまうからね。
どうしても同じような集団の中で生きていくようになる。

そういう意味では中学時代の友人って大事にして欲しいよ。
すごく純粋なものを感じる。
6 名前:びっくり:2016/11/01 19:41
>>4
>クラスのさえない子とばかり付き合ってる。
>でも、友達がいるだけいいと思ってる。

誘ってもらって浮かずに済んだというのに
お友達のことはすごい見下すんだね。
7 名前:仲良しだよ〜:2016/11/21 17:44
>>1
ウチの先日AOでボーダーフリー大学に決まった高校3年生の息子。
成績は最悪で。でも彼はとある技術があってその分野だけは夢中になっている。大学もその学科へ行くからとりあえず頑張って欲しいと思っている。
真面目で性格はいい子なんだけどね。
勉強が兎に角嫌いでね。
お馬鹿大学とはいえ一般教養付いていけるか心配。

息子の中学校時代の仲良し君。
日本で5本の指に入る高校に進学して東大か京大まっしぐらの子。同じ年齢なのに中学時で英語もペラペラだったな。秀才どころかあの子は天才。
がり勉ではないんだもの。のびのび自然と触れ合って育ったんだって。(そこだけはウチと同じ)

高校にお互い進学してもそんなトップ校の彼がウチみたいな公立の偏差値54程度の高校の文化祭見に来てくれたり。ご縁は続いてるよ。
成人式もこの後あるしね。
楽しく一緒に行くんじゃないかな?

お互い自分に無いものもあって競争するわけでも無いし細く長く続くケースもあるかも。趣味も合うしね。
男の子は趣味が合うのは結構大事みたい。
(鉄道すきなのよ)

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