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NO.6609642

言いすぎですか?

24 名前:似てる〜:2012/06/25 08:45
>>21
2度目のレスです。

主さんのレスを見て、ある本のことを思い出しました。
『「その子らしさ」を生かす子育て』です。高機能自閉症の子供への関わりを書いた本ですが、うちの娘のような個性的な子の扱いにも役に立つヒントが書いてあります。娘に役立っている内容をいくつか書いてみます。

1.子供が受け取りやすいコミュニケーションをこころがける
不安、緊張、疲れがあると、話を受信しにくくなる。叱る声自体が刺激になって、かえって混乱する。
「今の状況で注目すべき発信者は誰か。」を判断することが苦手。親に注目させたいなら、余分な刺激は整理し、親に注意が向きやすいようにする。うまく伝わらない時は、わかりやすい形で情報を与え直す。例えば、いつもはわかる「お片付け」が耳に入らない時は、片付け箱を目の前に示す。
(宿題をさせる時は声かけでなく、目の前に教材を置いたらどうかな?)
見通しが立たないと不安になりやすいので、予定は言葉だけでなくカードや実物を使って分かるように、何度でも確かめられるようにしておく。
話の受信を楽しむ遊びとして、手遊び歌などのパターン遊びがお勧め。パターンの繰返しは受け入れやすい。

2.発信する力を伸ばす
困った時には、助けて欲しいことを相手に伝える。困った時のヒントになるカード(リマインダー:「教えて」「わからない」「休みたい」等)を見えるところに置く。
「わからない」「助けて」「休みたい」と言えることは、心の安定に繋がる。こんな言葉を教えたら努力しない子になりそうと思っても、そんなことはない。もし、生活が滞るほどに「わかりません」を連発するなら、生活に無理な課題がないか見直す必要がある。

3.コミュニケーションの相互性を覚えさせる
一見、相互性のある会話に見えても、子供が求めているのは絶対的に従順な聴衆だったりする。相互的な会話が難しければ、「相互的に見える」会話を教えてあげる。相手の話が途切れるまでは発言しない。相手の発言にはどんな事実が語られていたかナゾナゾのつもりで一生懸命聞く。相手の語った事実に言いたいことが思いつけば上出来だが、無理なら「少し違う話なんだけど」と言ってから新しい話をする。話し相手がそっぽをむいたり、他の子と話し始めたらしくじった証拠。

4.ルールに乗っ取って発信することを楽しむ
 「スリーヒントゲーム」3つのヒントを出して品物を当てさせる。「くだものです」「ようふくです」「食べる時使います」
 「ジェスチャーゲーム」引き当てた題をジェスチャーで表現。
 「見せて教えて」みんなに品物を見せながら自分の好きな話をして、質問したり受けたりする。話手と聞き手の役割は、立ち位置やマイクのおもちゃを使って、明確化するといい。

5.気持ちを切り替える力をつける
我慢を教えるには、あきらめるかわりに手に入れられるものを示す。おもちゃ売り場を離れるために隠し持っていたお菓子やおもちゃを見せる。ほめられることをごほうびにする。無期限に漠然と我慢させることは、高機能自閉症のようなイマジネーション障害を持つ子には合わない。無理させると思春期にツケが回ってくることがある。
見通しが持てれば実力を出しやすい。カードやスケジュールを利用。終わったカードをおしまい箱に入れたりチェックをつけたりする。
いつもどおりが好き、という特性を尊重する。
もし不都合の大きい決め事を子供が持ってしまったら、それをなくそうとするのではなく、より適切なほかの決め事に置き換えて行く。
ゆずれないことについては、スケジュールに「?」カードを置き、その時まで中味を知らせない(はてな課題という)。
無理のない受信体験を摘ませてあげると「人の発信に自分の行動を合わせる」ことができるようになる。

6.他の子に入って行きやすい遊びはルールの明確な遊び(例:鬼ごっこ)。トラブル時には大人が介入したほうがよい。大切なのは、経験の分量ではなく、楽しかった経験の積み重ね。「早く友達ができること」「たくさん友達ができること」は目標にしない。
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