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中学受験の国語の勉強法
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3 名前:国語教師:2010/09/29 14:24
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>>1
国語って、日本語というツールを使って、自分の心のなかにある物を人に同じ形で伝えるための表現が如何にできるか、あるいは、相手の心の中にあるものを、如何に同じ形で捉えきることができるか、という技術の問題です。
日本語ツールによるコミュニケーションがどれだけ巧みかを確かめるのが、国語のテストです。
つまり、コミュニケーションなんですよ、国語って。
読書を勧められるのは、文字によってそれが記録として確認されるから、もっとも分かりやすいということです。
だから、読書は確かに有効だとは思いますね。
ただ、コミュニケーションだということをもう一度ちゃんと考えるなら、もっとも基本的、基礎的な学習は、会話にあると考えられます。
小学生の時点では。読書ももちろん大事ですが、一番重要なのは、会話力です。
誰かと言葉のキャッチボールをして、的確に、互いの意思を伝え合う事ができるかどうか、そこがポイントだと思います。
しっかり会話していますか。
お子さんの言いたいことを、途中で遮ったり「つまりこういうコトね」と要約したり、先取りしてしまったりしていませんか。
いつどこで誰が何をどのようにしたか、それをどう感じたか、など、豊かな会話を、豊富な語彙でやり取りすることが、なによりも国語力につながります。
たくさん、たくさんおしゃべりして、しっかり、意思を通じ合わせる生活を心がけるだけで国語力は相当アップするはずです。