NO.6616729
正義感というか。。。
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20 名前:想像力:2010/02/24 14:07
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>>1
かわいそうに。
余り追い詰めない方がいいように思います。
私の息子も、同じようなところはありました。
ですが、高校生になる頃から、柔軟性が出てきました。
ひとつ思うのは、お子さんは、正しいことは、たった一つであると思っているのではないでしょうか。
正義は、ひとつ、と思っているのではありませんか。
実際には、正しいことは一つではない。
外からみて、よくないこと、正しくないように見えることでも、立場を変えれば、それぞれに事情があり、理由があり、そうせざるを得ない流れがある。
視点は一つではないし、立場も一つではない。
自分からみて、とても悪いことでも、逆の立場から俯瞰してみたら、違うこともある。
そういう想像力を働かせる方法を教えてあげる必要はないでしょうか。
本当に、絶対に悪いことって、世の中にはなかなか無いものだよ、と私は息子に言ったことがあります。
例えば、人を殺すのは、絶対に悪いこと、だとしても。
自分の子どもを殺そうとして襲いかかってきた人がいたら、お母さんは、どんなことをしでても子どもを守るために、相手を殺すかも知れないよ。
だけど、結果だけを見たら、お母さんはものすごく悪い人になってしまうでしょ。
ものを盗むのは、悪いことだけど、お金が無くて、何日もろくに食べるものも無い、お腹を好かせた子どもが、お店でふらふらと他べものを万引きしてしまったら、それは、ただ単に悪いことだとは切り捨てられないでしょ。
カンニングをした子は悪い子だけど、良い点を取らないと、家で親に殴られ、なじられひどい目に合わされる子だとしたら、そんなこともしてしまうのかも知れない。
人にはいろいろな事情があって、それを全て理解できることはない。
あなたが気がつかないところに、どうしようもない、已むに已まれぬ事情があるかも知れない、と考えたことはある?
自分は万能ではないし、人を裁く権利も無いのだということを考えたことはある?
というようなことを。
それと同時に、家でも、子どもを一方的に断罪するようなことはしないようにして、言い分を聞き、それぞれの立場を考え、言葉にして、はなしあうように努力しました。
ただ、チクリをやめなさい、というのではなくて、もっと、広い視野を持つこと、相手への想像力を働かせることを教えてはどうでしょう。