NO.6607838
アスペルガー 積極奇異型のお子さんいますか?
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13 名前:すれ主です:2012/02/15 02:11
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>>9
再々度有難う御座います。
最近まで、息子に人との会話のパターンを覚えさせる・・と言う手法を考え付きもしませんでした。
幼い頃にも、小学校低学年の頃にも息子の「普通の子とは違う何か」を知るために専門の機関へ行ったのですが、診断名を教えて頂けませんでした。(診断は専門の医師でないと出来ない為、私にそこまでの意志が無いと判断された)
私はそれは極めて息子はグレーゾーンに近い子だからなんだ・・・診断が下りない程のボーダーラインの子なんだ・・・と思っていましたが、最近になって過去訪れた機関に行って過去の資料を見たら「得意不得意がある子」と書かれていました。
そう言えば当時そんな事を言われた記憶があります。
ですが、昔は発達障害が何なのかも分からず、「得意不得意がある子」と言われても(国語と算数等の不得意??息子は無いなぁ・・・)と思っていました。
その後、私の独断で「障害が無くても何らかのコミュニケーションの欠点がある子だから」と療育に通った事もあります。
そこで、知り合った子達は皆息子とは違うタイプのお子さんばかり・・・医師からの診断も下りていて、母達はきちんと方向性を持って療育させていた印象があります。
私はと言うと、療育に行けば何かに気付くかも知れない、得体の知らない何かが良くなるかもしれない・・・と自分の子の障害が何なのかも分からずどの様に導けば良いのか全く分かりませんでした。
ですから、息子の障害名が分かったのは6年生の頃で、私がしてきたそれまでの育児の大半が間違いだった訳です。
「なんでもっと自然に友達と遊べないの??そんな子見たこと無い 考え方を正せば友達出来るかもしれないよ」
「もっと人の気持ちになって物事を考えなさい!あなたが相手の立場ならどんな気持ちになる??」
それでも友達を作る事は出来ないと判断したら
「大体、何でそんなに友達を欲しがるの??一人で楽しく遊べばいいのよ」
「しつこすぎるんだよ。あまりに強引すぎるから友達が皆逃げて行く。もう友達を欲しいと思う気持ちは捨てたら??」
なんて延々といい続けました。
私も、息子と共に友達を欲した日々があまりに辛くて毎日毎日学校から帰ってくる息子に
「今日は?約束できた?」なんて聞いていました。
長期休みになれば40日間友達と遊ぶ事も無く家に居る。
男の子ってもっと自然に外に行って、もっと自然に友達見つけて遊ぶものじゃないの??
と約10年、私はそんな間違った育児をしていたんです。
私は息子が一人で楽しく遊べる子ならそこまでお友達に拘らないのですが、息子が外から聞こえる友達の声を聞いてじっと眺めていたり、町で友達同士喋りながら歩いているごく普通の光景を目を細めて眺め「いいなぁ」なんて言うから「じゃあ、頑張って作りましょう!!」なんて思っていました。
息子に診断が下りないのは、きっと発達障害の枠にも入らないぐらいグレーゾーンの子だからなんだ。
実際、コミュニケーション能力以外、人に劣ってる部分が無い。
だからボーダーなんだ。。
なんて思っていましたが、それが息子の(アスペルガー)だったなんて思いもしませんでした。
息子はグレーゾーンどころか、アスペルガー積極奇異型&ADHDど真ん中の子で、私が「人の気持ちを考えなさい!!」なんて言っても10年意味の無い言葉だったんです。
人の気持ちを読み取りにくい・・そんな障害だと知っていれば私の悩んで来た最大部分【友達が出来ない】と言う事にここまで過剰反応せずに済んだのにと悔やまれてなりません。
しかし、あんなに悩んで育児相談をして、訪れた専門機関もどうして診断までしてくれなかったのでしょうか?
私からしたら、「親のせい」とされてきた事から救われた分、障害ときっちり向かい合えていたはずです。
「うちの子は障害なんか無い!!」と言う親では無く、知りたいから駈けずり回ったのに、どうして診断して下さらなかったのでしょうね・・・と昔療育で知り合ったママ友に話すと
「皆は、我が子がおかしい・・と気付いて一番に病院に行ったからだよ」と言われました。
私は、悩んで病んで駈けずり回ったにも関わらず、結局6年生になる迄、きちんと導く事も出来なかった母なんだな・・・と思うと自分が情けない。息子に与えた言葉全て帳消しにしたいです。
実は6年生の頃にアスペルガーの書物に出会って、そこからです。
私が「もしや・・・」と思ったのは。
まさか、ここまで学力の高い「障害」とされるものが存在するなんて思っていなかった私には衝撃で毎日毎日調べましたので、その後病院で診断を頂くまでに「アスペルガーの積極奇異型・ADHD」だと確信していましたが時既に遅しですよね・・・
「人の気持ちを考えなさい」では無く、パターン化して覚える方法なら、息子には得意だっただろうに・・と悔やまれます。
小さな頃はよく「ねぇねぇ、今僕が言った言葉変じゃなかった? お友達悲しくない?」なんて聞いて来てた事があります。
その頃は何も分からず「この子・・・そんな事聞かなきゃ分からないのかな」と思って悩みましたが、知ってればもっともっと教えてあげれてたのに・・
現在はひたすら読書の日々です。
マンガであったり、小説であったり、、そして勉強をして過ごしています。
マンガの中に高校生の友情が描かれていたらしく「俺の憧れの友達像なんよ」と教えてくれました。
その中の登場人物のマネをする・・なんて素敵なんだろうと思いました。
長いですさんは強烈なADHDで息子とそっくりとの事・・息子もやはり強烈なんですね。私もそう思います。
またいつか、爆発して休む事無く何かを頑張り続ける日が来るだろうから、今は休憩期間だと思うことにしますね。
今回の相談で、やはり為になるお返事が頂けました。
今まで聞いた事も無い発見もありましたし、目が覚める思いもしました。
「発達障害」では無く、絞ってお話を聞くのが夢でした。
皆様ありがとうございました。