NO.10786656
安倍元総理、ブラジルとズブズブw
-
20 名前:匿名さん:2022/11/16 18:39
-
>>13
2021.02.10
「無国籍」となった「朝鮮籍」の実像に迫る
『朝鮮籍とは何か』
帝国の時代に朝鮮半島から日本に移り住み、「日本帝国臣民」と暮らしていた朝鮮人とその子孫(以下、在日コリアンという)は、1947年の外国人登録令の下で「外国人」に登録するよう通達され、そこで「国籍および出身地」を示す欄に「朝鮮」と記載されることになった。これは「朝鮮」が出身であることを示すものであって、国籍を意味するものではなかった。その後サンフランシスコ講和条約(1952年)によって、国籍選択権のないまま「外国人」になると、在日コリアンはどの国家にも帰属しない「朝鮮籍」という「籍」をもった人びとになった。すなわち戦後の在日コリアンは「日本帝国臣民」から「外国人」へと転じていくが、そこでどの国家にも帰属しない「事実上の無国籍」や「国籍未確認者」と言われる人びとになったのである。
70年以上続いてきた朝鮮籍
朝鮮籍の人は、1947年の外国人登録制度の下で約59万人存在したが、2019年末には約2万8975 人となった。現在は在日コリアンの多くが大韓民国や日本国の国籍を取得している。日本には韓国国籍者が45万1千人暮らしている(うち特別永住者は約28万5千人、「在留外国人統計2019年」より)。日本国籍を取得する人の数も、毎年数千人に上る。さらに朝鮮籍の人の中には、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」という)の国籍やパスポートを取得している人もいる。ただ日本政府は大韓民国を朝鮮半島における唯一合法政府とし、「北朝鮮」を「未承認国家」としているため、「北朝鮮」の国籍やパスポートを取得したとしても、それが日本で認められることはない。詳細は本書に譲りたいと思うが、こうした国籍をめぐる状況のみならず、日本の外国人政策や朝鮮半島情勢の中で朝鮮籍は国家にとって「都合がいい」ように解釈され、二転三転してきた。さらに2000年代に高まった「北朝鮮嫌悪」とヘイトスピーチは誤解や偏見を生むものとなり、朝鮮籍の人にステレオタイプされた「まなざし」を向けるものとなった。