NO.11086999
スーダン戦闘状態
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1 名前:匿名さん:2023/04/21 15:02
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スーダンのついての簡単なレクチャー。
長期独裁政権が続いていたスーダン。
それに対する市民の不満が爆発して、クーデターが起きる。
クーデターの後、暫定統治を続けていた軍は民主化勢力と共同統治を行うことで合意。
軍事政権だけだと市民をまた抑圧しちゃうから、民主化勢力も協同することになったのね。
ところが、軍と民主化勢力の対立が表面化し、軍が再びクーデターを起こして実権を握る。
国連が仲介に入って民主化政権に移行させようとしたが、軍の再編などに対して強く反発したのが、「RSF」という組織。
これは、正式の軍隊ではない、民兵組織。
そして、今や、正式の軍隊と民兵組織のRSFが主導権争いをして戦闘状態に入っている。
この戦闘に関する大きな問題は、どちらが勝っても民主化にはつながらないということ。
つまり、今の戦闘は、軍事政権の主導権争いになっていて、どっちも民主化を排除し、市民の政治参加を敵対視していることに変わりはないということ。
いわば、ジャイアンが二人いて、どっちがのび太をいじめるかを争っているような状態。