NO.11319561
処理水放水
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185 名前:匿名さん:2023/08/28 08:51
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>>181
原子力市民委員会」は、海洋放出や大気への放出ではなく、「大型タンク貯留案」と「モルタル固化処分案」を提案している。
(原子力市民委員会は、故高木仁一朗の遺志により科学的根拠に基づき、原子力に頼らない世界を目指す、世界に認められた機関)
「大型タンク貯留案」は、石油備蓄などに実績のある、ドーム型屋根、水封ベント付きで10万立方メートルの大型タンクを建設する案。
建設場所としては、福島第一原発の敷地内の7、8号機建設予定地や土捨て場、敷地後背地等などを提案。
この案に関して、「雨水混入の可能性がある」「破損した場合の漏えい量大」といった点をデメリットとして挙げ、これがこのまま政府見解にも使われているが、大型タンクは、石油備蓄などに多くの実績があり、雨水混入対策や破損漏洩対策がされている。
「モルタル固化処分案」は、アメリカのサバンナリバー核施設の汚染水処分でも用いられた手法。
汚染水をセメントと砂でモルタル化し、半地下の状態で保管。
利点としては、安定的に保管でき、放射性物質の海洋流出リスクを遮断できる。
こうした利点により、原子力市民委員会としては、大型タンク保管よりは、モルタル固化を推奨している。
「水和熱が発生し、水が蒸発する」とデメリットをいう人もいるが、「分割固化、水和熱抑制剤投入で容易に対応は可能である。
こうした代替案が、公の場で提案者をまじえた形できちんと議論されることなく、海洋放水ありきで決定が行われた。
「【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント」参照
この際とはとても分かりやすく、科学的にも根拠を踏まえて丁寧に説明しているので、ぜひ、皆さん見てね。