NO.6661879
避難所生活
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31 名前:現実:2018/07/12 15:37
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>>1
東日本大震災時、自宅が津波で流され避難所生活を経験しました。
まさか、あんなことになるとは思わず、すぐに家に帰れるつもりでとりあえずの避難。
ほぼ、着の身着のままです。
うちは、いつも自宅にある程度は現金を置いていて、そのときも「一応・・」と思って10万ほどの現金の入った封筒をバッグに入れて車で高台を目指しました。
で、そのまま帰れず。
最初は車中泊。
その後、避難所となった近くの高校の体育館で、4週間ほど過ごしました。
もちろん、快適ではありませんよ。
一人一畳ほどあるかないか?の空間で、雑魚寝。
プライバシーも何もなし。
いろんな人が集まれば、いろんなトラブルもありますし。
でも、自宅周辺数キロに渡って水浸しですから、水が引くまではもちろん自宅には帰れない。
水が引いても、家はめちゃくちゃなわけです。
生活用品、すべてない。
店にも品物は無い。
移動しようにも、車のガソリンも底を尽きる。
ガソリンスタンドにもガソリン無かったですから、ガソリン入れるのに半日がかりで並ぶんです。
それでも、うちはまだ車があったからよかった。
車もみんな流されちゃった人もいっぱいいました。
(避難先も浸水してますから)
避難所にいれば、食事や水の配給もありますし、支援物資も配られます。
ボランティアのお医者様なども定期的に来てもらえました。持病がある人は、毎日服用しなきゃならない薬を出してもらえたりもしました。
何よりも助かったのが、避難所にいればいろんな情報が入ったことです。
どこそこのスーパーへ行けば、品物があるらしい。
どこそこのスタンドに、今日ガソリンが入る。
親類、友人、知人などの安否。
発電機なども入るようになれば、ケータイの充電も交代でできるようになりました。
そんな所で生活したくないって言ったって、何も持っていない、移動手段もない、ケータイも充電できずどこにも連絡できない、周辺みんなライフラインが壊滅。
人によっては、お金もほとんど持ってない(もちろんATMなんて使えないし、電気使えないからお店でカード決済もできません)
そんな状態で、何ができますか?
甘受するも何も、毎日その日を過ごすだけで精一杯です。
大変な生活できたけれど、みんなが被災者ですから助け合いましたし励まし合いましたし、大変なのはみな一緒。
ほんとうにいろんな方々にお世話になり、私は避難所はすごくすごくありがたかったです。
ちなみに、ある程度の日数が経つと周辺の無事だった市町村のアパートなどを借りたいと動く人は大勢いましたが、どこの不動産をまわっても物件がなかったです。
手ごろなところは空きがないんです。
我が家はたまたま知人の紹介で空き物件を見つけて入ることができましたけど、仮設住宅ができるまでずっと避難所生活だった方々もいっぱいいましたよ。