NO.6693128
小椋冬実の新刊
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25 名前:!:2016/10/14 10:42
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>>24
すみません、ほとんどヒトリゴトで語らせて…。
私は萩尾先生のSFじゃないのにはまったのは訪問者からなんですよね。ポーとかトーマの連載時には理解できなくて、光瀬龍が好きでその原作の「百億の昼と千億の夜」を読んで、萩尾先生の文法が判って、それでも読むのはSFかそれ以降に描かれたもので、ポーやトーマが理解できたのは大人になってからだった。
あれ、思春期に判った人凄いわ。
残酷な神、は読めない人が多いなと思います。
私はあの傷ついた(って軽く言うのは嫌なんだけど)精神が何度も揺り戻しながららせんを描くように少しずつ回復して行く過程を丁寧に描いているのが好きだった。
創作で、他人に傷つけられた精神の回復をあんなにきちんと描いたものはないと思ったから。助けるつもりのお兄ちゃんも無自覚に無神経だったり、あまりの回復の遅さにいらだったり、すごくリアル。
マルゴは全く知識がないのでひたすら、はー、ほー、と感嘆しながら読んでます。