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中学受験、国語が苦手
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21 名前:作文講師です:2016/08/29 13:19
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>>1
作文の講師をやっています。
私自身が国語が得意で、国語に関しては、漢字以外にはほとんど受験勉強をしないで難関私学に合格しました。高校生の子どもたちも同じで、上の子は理系ですが、模擬試験で国語は全国の順位表に載りました。下の子は文系で、順位表には載りませんが、国語だけは常にトップクラスにおります。思うに、英語の長文読解も、国語力で半分程度は解いているのではないかと。
Z会は、国語力こそが学習力の基礎であると前々から言っていますが、あたっていると思います。国語力がなければ、論理的な理解も、思考も十分に行えないからです。
小4でしたら、漫画でもいいですから、本を読ませたほうがやっぱりいいと思います。国語って、言葉というツールをどれだけ上手に使いこなせるかが問われる教科ですから、言葉を使った表現に触れる機会は多ければ多いほど良いのです。
それから、意外な盲点が、話し言葉です。先日、伊集院光のラジオ番組で外山滋比古さん(受験生の親ならご存知ですよね?)がでていたのですが、書き言葉よりも話し言葉のほうがずっと重要である、と言ってました。
いかに言葉を操るか、の基本は会話です。人とスムーズに言葉でコミュニケーションできる子は、国語力も高いのだそうです。今日どんな状況でどんなことがあって、それに対する周囲の反応はどんな様子で、そしてそれに対して自分はどう思ったのか、を完結にわかりやすく親に話せる子は、全員国語力が高い、と。
言われてみれば、我が家はものすごくおしゃべりがそろっていて、今日あったこととか、読んだ本とか、気がついたこととか、競って話し合います。うっかりすると会話をとられてしまうので、できるだけ簡潔に、わかりやすく、ポイントを絞って説明することがみんな上手です。それってすごく大事なことなんですね。
ですから、今までのレスに書かれていなかったことでつぎ足すとしたら、「会話を豊富に、わかりやすく」を心がけるということですね。楽しみながら、心のなかにある情景をどれだけ的確に人に伝えられるか、を鍛えていけばいいのではないでしょうか。