NO.6809074
湊かなえが嫌い
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13 名前:思い当たる:2015/12/08 17:52
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>>9
>>犯人なりの理由があるんだよってことだよね。
>
>これはわかる。
>犯人には犯人の論理があるし、その人なりの同しようもない事情もある。
>だとしても、それはとても身勝手で自己中心的で狭い了見からくるものだと読んでいて思う。
>
>優れた芸術というのは、「犯人には犯人の論理がある」にとどまらず、では、それを超えるためにはどうしたらいいか、その狭さ、苦しさをどのように乗り越えて人間の真実にたどり着ける・・・までを作者が見据えていることが感じられるものだ。
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>だけど、湊かなえはそれがない。
>人間なんて、こんなもの、という絶望感が根底に感じられるので、それが嫌いだ。
私が感じるに、松本清張先生はそれがあったように思う。
相手が大嫌いなのにどこか認め合う複雑な心理とか、相手が愛おしいのにそれ以上に自分が愛おしい弱い人間とかの葛藤を上手く書いてらっしゃった。
たまにとんでもない駄作もあったが。
とりあえず、湊さんの作品では1度も深く考えさせられたことがないな。
いや、全部は読んでないけど。