NO.7837603
美容室でボサボサにされた
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18 名前：匿名さん：2019/10/01 18:27
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個人経営は当たりはずれありますね。
十数年前に母が行っていた美容室がまさにそんな感じ。
美容師さんひとりに、アシスタントさんひとり。
私は一度だけ実家に帰ったときやってもらって、二度と行きませんでした。
高齢の美容師さんなので雑誌を見せても「同じにはできないわよー」
母もずっとおばさんパーマをかけられ、髪型を変えたいと申し出ても「あなたはこれが似合うからいいの」とピシャリ。
私がネットで調べて、近くのチェーン店を勧めたらこれまでの半分の金額で母の思う通りの髪型に仕上げてくれました。
それからそこに通うようになり、高齢美容師さんから「最近来ないわね」と連絡が来ても（なぜか上から目線）適当にはぐらかしていたそうです。
12年前。
実家に帰ったら高齢美容院は閉店していました。
店主は元気だけど、客が来なくなったそうです。
10年前母が亡くなり、一周忌の法事で実家に帰ったとき父が「これ、母さんが行ってた美容院？」とハガキを渡されました。
手書きで「〇〇さん、お元気ですか？最近お顔を見なくなって寂しいです。もしよかったらまた当店にいらして下さいね。この前のお話、続きが気になります♪」「〇〇さん、たまにはいらしてくださいよ〜」
何通も、可愛らしい字で。
全国展開している美容室なのにアットホーム。
もちろん営業なんですけど、暖かい文字に涙があふれた。
ハガキを手に、美容室を訪れました。
担当さんが来て「それ、私が書いたんですよ〜。娘さんですか？」
笑顔でうなずくと、彼女が言いました。
「あの・・お母さまは？どうして娘さんが・・え、まさか。だってまだお若いですよね？」
「66歳でした。癌で、末期だったの」
ぽろぽろ涙をこぼして、「うそ！嫌だあ」と泣き出してしまいました。
その時点で亡くなって一年経っていたのに、私まで泣いてしまった。
店の外に出たとはいえ、あのとき居合わせた方ごめんなさい。
そして長々すみません。なんだか思い出してしまって。