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切ない専用です7

448 名前:切ない◆Y2I3NjI1:2024/11/19 15:24
私はお見合いなんて嫌でした。
母がずっとうちに居ればいいと言ってくれているのに、父はあちこちツテを辿った。
とにかく口癖のように「若いうちがいい」と言っていました。

父の友人などが家にくると、決まって
「綺麗なお嬢さんですね」

当時から化粧など面倒ですっぴんです。
家にいるのだから必要ないし。

お世辞も、もちろんあったと思います。
だけど父は「絶対に気に入られる」と娘を商品のような目で見ていました。

お父さんの友達が社長してる会社がある。
ほら、〇〇おじさんだよ。
(よく知ってる)

そこの社員で、とても評判の良い青年がいる。
仕事もできるし責任感も強い。

会ってみないか?
嫌なら断ってもいいから。

それが夫でした。

あとから知った話ですが、姑は反対したそうです。
自分も社会に出た経験がないくせに、
「短大を出てずっと家にいる」
ここが引っかかると。

夫の従姉妹に同じ年頃の娘さんがいて、やはり短大を出てバリバリ働いている。
お付き合いしている人はいるようだが、結婚しても仕事を辞めるつもりはない。
従姉妹の親も、いまはそういう時代なのよねと言っていた。

社長さんの紹介だからしっかりしたお嬢さんなのでしょうけど、時代にそぐわない気がする。
あなたの人生だから、結婚に口出しするようなことはしたくないけれど。

夫は私にベタ惚れでした。
母親を強い口調でたしなめたようです。

はじめてのデートはドライブでしたが、お姫様を扱うようでした。
私が疲れるといけないからと短時間。
家まで迎えに来て、家まで送ってくれました。

結婚まではものすごく短かったです。
あっという間に入籍でした。
入籍を早めたのは夫の意思です。

結婚して1年も経たないうちに態度が硬化して、喧嘩すると
「母さんの言う通りだった」などいうようになりました。

「それは私の父に言って」

すぐ謝りましたが、納得いかないようでした。

早いうちに離婚してくれてぜんぜん構いませんでした。

夫は会社をものすごく気に入っていて、こんなに働きやすい職場はないと言っていた。
要するに私を好きなわけじゃなく、会社を好きだったのです。

働きやすいと言いますが体質は古く、バツ2の社員は二度目の離婚後すぐ会社を去ったそうです。
夫も「バツ2なんてどうかしてる」と言っていたので、一緒になって悪口を言っていたのでしょう。

「家庭を守れない人間に、大きな仕事は任せられない」
社長自らこう宣言するような会社です。

自分の推薦した社員が親友の娘と結婚したことを、ことのほか喜んでいた。
夫の長期出張中実家に帰ることがありましたが、時間を作って会いにきました。
自分の娘のように可愛がってくれました。
のちに会長になり、会長職を辞して、高齢で亡くなりました。

夫は「もっともお世話になった人」と今でも言います。

結婚して間もなく大きなプロジェクトが立ち上がり、リーダーは夫でした。
「言いたい奴には言わせておく」
こう言っていたので、妬みやっかみもあったのでしょう。

もしお見合い前に戻れるのなら、家族カードは必ず作ってくれる人と結婚します。
実家にいたころは特に小遣いは決まっておらず、父の家族カードで買い物していました。

母と気に入ったバッグをお揃いで買ったときは(母が支払い)父が苦笑して
「明細チラっと見たけど、今月すごい額だね」
母が
「あっそうだ。この子とお揃いでこれ(バッグ)買ったのよ」
「それはいい。良い柄だね」
「言おうと思って忘れてた。ごめんね」
「いやいや、そういう意味じゃなくて」

金額に驚いただけと言いたかったのでしょう。

夫は
「カード?怖くて持たせられない」
「じゃ上限決めて。月20万とか」
「に・・俺は君の父親じゃない!」

そのときも、ものすごい喧嘩に発展しました。

毎月20万使い切るとは誰も言っていない。
5万の月もあるかもしれないし、大きな買い物をすれば30万超えるかもしれない。
そのときは事前に言うつもりでした。
だけど夫はそもそも、そんな額を妻の自由にさせるつもりがなかった。

高校生並みの小遣いを現金で渡されて、これでやってほしいと言われました。
私は素で「今週の分?」と訊きました。
「今月だよ!」
声を荒げました。

母に言うと、家族カードは持っていなさいと言いました。

母が亡くなってから、父に強い口調で返すよう言われました。
私はお見合いなんて嫌でした。母がずっとうちに居ればいいと言ってくれているのに、父はあちこちツテを辿った。とにかく口癖のように「若いうちがいい」と言っていました。父の友人などが家にくると、決まって「綺麗なお嬢さんですね」当時から化粧など面倒ですっぴんです。家にいるのだから必要ないし。お世辞も、もちろんあったと思います。だけど父は「絶対に気に入られる」と娘を商品のような目で見ていました。お父さんの友達が社長してる会社がある。ほら、〇〇おじさんだよ。(よく知ってる)そこの社員で、とても評判の良い青年がいる。仕事もできるし責任感も強い。会ってみないか?嫌なら断ってもいいから。それが夫でした。あとから知った話ですが、姑は反対したそうです。自分も社会に出た経験がないくせに、「短大を出てずっと家にいる」ここが引っかかると。夫の従姉妹に同じ年頃の娘さんがいて、やはり短大を出てバリバリ働いている。お付き合いしている人はいるようだが、結婚しても仕事を辞めるつもりはない。従姉妹の親も、いまはそういう時代なのよねと言っていた。社長さんの紹介だからしっかりしたお嬢さんなのでしょうけど、時代にそぐわない気がする。あなたの人生だから、結婚に口出しするようなことはしたくないけれど。夫は私にベタ惚れでした。母親を強い口調でたしなめたようです。はじめてのデートはドライブでしたが、お姫様を扱うようでした。私が疲れるといけないからと短時間。家まで迎えに来て、家まで送ってくれました。結婚まではものすごく短かったです。あっという間に入籍でした。入籍を早めたのは夫の意思です。結婚して1年も経たないうちに態度が硬化して、喧嘩すると「母さんの言う通りだった」などいうようになりました。「それは私の父に言って」すぐ謝りましたが、納得いかないようでした。早いうちに離婚してくれてぜんぜん構いませんでした。夫は会社をものすごく気に入っていて、こんなに働きやすい職場はないと言っていた。要するに私を好きなわけじゃなく、会社を好きだったのです。働きやすいと言いますが体質は古く、バツ2の社員は二度目の離婚後すぐ会社を去ったそうです。夫も「バツ2なんてどうかしてる」と言っていたので、一緒になって悪口を言っていたのでしょう。「家庭を守れない人間に、大きな仕事は任せられない」社長自らこう宣言するような会社です。自分の推薦した社員が親友の娘と結婚したことを、ことのほか喜んでいた。夫の長期出張中実家に帰ることがありましたが、時間を作って会いにきました。自分の娘のように可愛がってくれました。のちに会長になり、会長職を辞して、高齢で亡くなりました。夫は「もっともお世話になった人」と今でも言います。結婚して間もなく大きなプロジェクトが立ち上がり、リーダーは夫でした。「言いたい奴には言わせておく」こう言っていたので、妬みやっかみもあったのでしょう。もしお見合い前に戻れるのなら、家族カードは必ず作ってくれる人と結婚します。実家にいたころは特に小遣いは決まっておらず、父の家族カードで買い物していました。母と気に入ったバッグをお揃いで買ったときは(母が支払い)父が苦笑して「明細チラっと見たけど、今月すごい額だね」母が「あっそうだ。この子とお揃いでこれ(バッグ)買ったのよ」「それはいい。良い柄だね」「言おうと思って忘れてた。ごめんね」「いやいや、そういう意味じゃなくて」金額に驚いただけと言いたかったのでしょう。夫は「カード?怖くて持たせられない」「じゃ上限決めて。月20万とか」「に・・俺は君の父親じゃない!」そのときも、ものすごい喧嘩に発展しました。毎月20万使い切るとは誰も言っていない。5万の月もあるかもしれないし、大きな買い物をすれば30万超えるかもしれない。そのときは事前に言うつもりでした。だけど夫はそもそも、そんな額を妻の自由にさせるつもりがなかった。高校生並みの小遣いを現金で渡されて、これでやってほしいと言われました。私は素で「今週の分?」と訊きました。「今月だよ!」声を荒げました。母に言うと、家族カードは持っていなさいと言いました。母が亡くなってから、父に強い口調で返すよう言われました。
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