NO.9539127
切ない専用です 4
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398 名前:切ない◆Y2I3NjI1:2021/10/19 15:55
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姑が「体験入所」に行ってきました。
2泊3日。
食事も美味しいし、部屋は狭いけど気に入ったそうです。
入所はお正月明けですが、手続きなどに必要な書類を市役所でとってきてほしいと夫に頼まれました。
姑の委任状があれば取得可能です。
脚が痛くて自分で行けないらしい。
夫は週2日在宅勤務をしていますが、パソコンログイン中は勤務時間となっており長い離席はできない。
有休はあるが、今後家の整理や施設入居のバタバタを考えると取っておきたい。
申し訳ないけど、必要書類を頼む。
市役所は近いので、いつでも行けます。
夫は頓珍漢なことを頼んできました。
「住民票の戸籍謄本が欲しい」
は?
「住民票か戸籍謄本か、どっち?」
「え・・?」
信じられません。
そういえば引っ越しの手続き等も全部私がやってきました。
夫が会社に提出するための書類も、役所関係は全部私。
そもそも私は転勤族の家庭で育ったので、母と一緒に役所に行く機会も多かった。
夫はすべて母親任せ。
亡くなった舅も、市役所なんて行ったことがないんじゃないか。
世間知らずに呆れて、入居に必要な書類を出して!と言いました。
夫はおとなしく全部出してきました。
すべて点検し、必要書類を翌日市役所で調達してきました。
夫は「すごい!早い!」
呆れて
「仕事だから行けないとか、理由にならないでしょ。
独身の人はどうするの?
天涯孤独の人はどうするの?
みんな自分で行くんだよ。
住民票だの戸籍謄本だの、普通に生活している人なら誰でも申請方法を知ってる。
お義母さんはきちんとした委任状を書いてきた。
あなたよりよっぽど世間を知ってる。
脚が痛くなければ自分でサクサク申請できたでしょうね」
夫、ぐうの音も出ない。
「大人なんだから、しっかりしてよ」
「おっしゃる通り」
働いてるからって偉いわけじゃないんですよね。
ちなみに市役所はとても混んでいました。
待ち時間を話したら驚いていて、
「本当にありがとう。今度美味しいもの食べに行こう」
こういうときだけ、ご機嫌を取ろうとする。
私の病名すら右から左で、医師の前だけ「熱心に調べました」的なパフォーマンスをしていた夫を忘れません。