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安倍氏事件のデマ発信アカウント、過去に親露・コロナ陰謀論投稿
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0 名前:匿名さん:2022/08/04 17:39
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安倍晋三元首相の銃撃事件を巡り、日本のツイッター上で「事件はヤラセ」「自作自演」などのデマを中枢となって発信していたアカウントの一部が、過去にロシアによるウクライナ侵攻や新型コロナウイルスのワクチンに関し、陰謀論とみられる情報を積極的に発信していたことが分かった。
情報セキュリティー会社の分析ではいずれも1万人以上のフォロワーを抱え、「世論形成のため恣意(しい)的に作られたアカウントの可能性がある」と指摘している。
安倍氏が銃撃で倒れた7月8日から11日にかけ、事件に関する国内でのツイッターの投稿を分析。「安倍氏事件はヤラセ」「自作自演だ」という投稿の広がりを確認した。
同社はデマを中枢となって広めていた5つのアカウントを抽出。
いずれも1万~10万人のフォロワーがいたり、安倍氏を巡るデマを投稿したところ5千件以上のリツイート(共有)や「いいね」を集めたりするなど、高い影響力があった。
1日の投稿は平均約30回。
一部は銃撃事件発生直後からデマの拡散に関与していた一方、事件前に安倍氏に言及する投稿はなかった。
5アカウントの過去の投稿内容は、今年2月のロシアによるウクライナ侵攻直後
「ウクライナに米国の生物兵器研究所がある」
「ウクライナはネオナチ」
といったロシア側の主張に立ったデマを発信
侵攻以前は新型コロナウイルスのワクチンに関し「人口削減計画の一環」と訴えたりする投稿があった。
「親ロシア」「反ワクチン」という同じ特徴を持つグループとつながり、互いにリツイートする連携も見られた。
事件の直後、「事件はやらせ」という文言とともに2つの画像が拡散。
一つは安倍氏を現場で救護する女性、もう一つは海外で活動する大手テレビ局の女性記者の姿。
一部のアカウントは2人を容姿などから同一人物と決めつけた上で、「国が仕組んだ役者」と指摘。
「事件は政府が仕組んだ茶番」「寸劇」などとのコメントもあった。
記者が所属する大手テレビ局は産経新聞の取材に「記者が奈良にいた事実はない」とコメント。
偽りと分かりながら、何者かがネットユーザーを扇動していた疑いがある。
陰謀論とワクチンはとても相性がいい。
多くの国民がワクチンへの関与を求められる一方、すぐに効果が見えにくい側面もあり、専門的な知識がないと分からない不明瞭な出来事は、『想像』する余地が広がってしまう。
2001年の米中枢同時テロで広まった「テロの首謀者はブッシュ大統領」などの陰謀論と構造がよく似ている。
人は自分が信じたいものや、イデオロギーに合うような情報ばかり見てしまう習性がある。
結果的にデマを基にセミナーに勧誘されたり、高額な商品を購入してしまったりするなど、経済的な影響も懸念される。
中には誤った情報を基に母国への反感が高まるといった極端な例も想定される。
技術革新が進み、動画などを人工知能(AI)で加工する「ディープフェイク」も新たな脅威だ。
一方、海外ではデマの拡散を商業目的で組織的に行うケースも確認されている。