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三菱UFJ銀行、店頭・ATMの振込手数料引き上げへ…

0 名前:匿名さん:2023/04/27 17:48
多くの金融機関が右へ倣えをされるのは嫌だなぁ、、、

三菱UFJ銀行、店頭・ATMの振込手数料引き上げへ…500円以上値上げの場合も
読売新聞オンライン

 三菱UFJ銀行は、10月2日から店頭やATM(現金自動預け払い機)での振込手数料を引き上げる方針を固めた。

 振込金額による手数料の差も撤廃するため、現在と比べて500円以上の値上げとなる場合がある。
 インターネットバンキングの手数料は据え置く。週内にも発表する。

 振込手数料は現在、店頭での他行あての場合が最も高額で、振込金額3万円以上は770円、3万円未満は594円。
 これを990円に一本化する。
 ネットバンキングでの振り込みは、他行あてで3万円以上が220円、3万円未満が154円のままとする。


 手数料の格差を大きくすることで、人件費や維持費がかさむ店頭やATMから、ネットバンキングに誘導する。三菱UFJ銀による店頭、ATMでの手数料引き上げは、他の大手行にも影響を与える可能性がある。

■システム・規制対応が重荷

 店頭やATM(現金自動預け払い機)での振込手数料を引き上げるのは、人件費や維持費に加え、高度化するシステムや規制への対応といったコストが重荷になっているためだ。両替や外国送金も含めた手数料も引き上げ、インターネットバンキングへの誘導を図る。最大手行の取り組みが他行にも広がるかが注目される。

■両替・外国送金

 三菱UFJ銀は振込手数料の改定に合わせて、10~11月に両替や外国送金にかかる手数料も引き上げる方針だ。


 店頭で硬貨の両替を受け付ける場合、11~500枚は現在の550円から770円とする。以降も500枚ごとに加算する手数料を550円から770円に引き上げる。両替機での手数料も11枚以上は100~200円上げる。店頭での外国送金や外貨建て送金は、送金先によって2500~7500円と異なる手数料を7500円に一本化する。

■コスト増

 三菱UFJ銀がこうした手数料を引き上げる背景には、増え続けるコストがある。

 同行は2022~31年度に約1400億円を投じて勘定系システムを更新する。銀行システムは複雑化しており、他の大手行では近年、障害が相次ぐ事態も起きた。安全性の向上やデジタルサービスの拡充のため、大規模な投資に踏み切った。

 マネーロンダリング(資金洗浄)対策の強化も求められている。不正送金を防ぐための口座情報の確認には、郵送や書面記入といった手作業も多い。口座数が約4000万に上る三菱UFJ銀にとって、負担は年々重くなっている。

 一方、三菱UFJ銀は銀行振り込みとは別に、スマートフォンアプリを活用した個人向け送金サービス基盤「ことら」で10万円以下の送金を無料としている。こうした「救済措置」もあることから、「銀行サービスについて適正な対価をもらう形にする必要がある」(幹部)と判断した。

■3万円の境

 振込手数料の引き上げに合わせて、振込金額3万円を境に手数料が異なる状況を解消する。

 「3万円の境」があったのは、かつての銀行間で送金する際の手数料に違いがあったためだ。3万円未満は1件あたり117円、3万円以上は162円となっていたが、21年10月に一律62円に引き下げられた。

 三菱UFJ銀はこの時、3万円の境を撤廃して店頭やATMでの手数料を引き上げる案も検討した。だが、「銀行間の手数料の引き下げにあわせた改定で、手数料を上げるのは納得を得られない」(幹部)として見送っていた。

 公正取引委員会が今年3月に公表した銀行決済に関わる実態調査結果によると、21年10月以降、3万円の境を残す銀行は64・7%だった。公取委は「合理的理由がない場合には見直しの検討を行うべきだ」とする。

 システム投資などにコストがかかる事情は三菱UFJ銀以外の銀行も同じだ。今後は振込手数料の引き上げや、3万円の境の解消によって、ネットバンキングへの移行を図る動きが一段と強まるとみられる。
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