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「DV被害に性別関係なし」 妻と社会に追い詰められる男性たち
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0 名前:匿名さん:2024/04/21 20:59
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「食べ物に下剤を入れられた」「ゴキブリやムカデの死骸を寝室や玄関に置かれた」――。
アンケート結果には、DV(家庭内暴力)被害の状況が詳細に記されていた。回答者は全員男性だ。「DV被害に遭うのは女性」「男性は女性より強くて当たり前」といった社会の固定観念が、被害男性を追い詰めている実態が明らかになった。
毎日
配偶者から男性へのDVは、殴られたり、けられたりする身体的暴力だけではない。
回答には、仕事のため帰宅が遅くなった深夜に「お前はダメな人間だ」と暴言をはかれ、長時間の説教を受けるといった精神的暴力についても記されていた。
収入の全てを妻に没収され、生活を制限される経済的DVを受けていた男性もいる。
20人全員が、命の危険を感じていたと回答した。
同法人の野口登志子代表理事は「DV被害に性別は関係なく、男性も女性も被害内容に差異はない」と話す。
弁護士を介して離婚調停が進み、平穏な生活を送れるようになった。だが、離婚が成立し数年がたった現在も、元妻から受けたDVを思い出す「フラッシュバック」を起こし、体が震えて言葉が出なくなることがある。
男性は毎日新聞の取材に「相談しても『男だから我慢できるだろう』という返事ばかり返ってきた。誰にも理解されず、私が我慢すれば家庭は円満になると思っていた」と振り返った。男性は、世間の「無意識の男性差別」がなくなってほしいと訴えている。
DV被害の具体例は以下の通り。
◇身体的暴力
・菜箸で刺す
・包丁を突きつける
・腐った物を食べさせる
・自分の連れ子に虐待をする
◇精神的暴力
・ゴキブリやムカデの死骸を寝室や玄関に置かれる
・眠らせてもらえない
◇経済的暴力
・収入を全て没収される
・相談なく高額な商品を購入し、請求書を渡してくる
※「男性DV被害者へのアンケート調査による被害状況の検証と支援課題等報告書」より抜粋