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伊織を調べてみた

0 名前:検索好き:2012/01/29 07:50
久しぶりに来てさかのぼって読んでたら、
「伊織」は男女どちらのイメージかというスレが盛り上がってました。
大半は男性のイメージというレスで、
そもそもイメージの問題ではなく、
太郎と同じくらいのあきらかな男性名であり、
あきらやみずきのような中性的という印象も、
女性名という印象もありえない、ということでした。

伊織があきらかな男性名だったとは驚きです!
私は大岡越前をちらっとしか見たことがなく、
竹脇無我さんの伊織は知りません。
初めて「伊織」という名前を知ったのは、
「I's」という漫画のヒロイン「葦月伊織ちゃん」だったので、
最初は「香織・詩織・沙織」などのような女性名として認識しました。

その後実生活で、「○○伊織くん」に出会い、
そうか「あきら・みずき・りょう」のような
中性的な名前だったのかと認識を変えました。

余談ですが、その後「伊織○○」という、名字の方にも
出会いました。

前置きが長くなりましたが、
そのスレで、どうやら女性に伊織と名づけるのは最近のことで、
そもそもはあきらかな男性名であるとわかり、
何か由来でもあるかと思い、「伊織」で検索してみました。

すると「東百官に由来する男性名・近年では女性に名付けられることもある」
という説明がありました。

では「東百官(あずまひゃっかん)」とは何か?と検索してみました。

wikiによると、関東の武士が考えた「官職風」の人名ということでした。
あくまでも「官職風」であり、実際には存在しない役職です。
憧れだったんでしょうね。
江戸時代には「由緒正しからず、名乗るべからず」と
警鐘を鳴らした学者もいるとか。

ここまで読んで、あれ?と思いました。
外国風の名前に憧れたり、漫画の主人公のような名前に憧れたり、
凝りに凝って当て字した奇抜な名前、
それらをDQN名と呼んで顔をしかめる人達。

昔も現代も同じだなぁと思いました。

そもそも昭和の定番「○子」(祖母も母も私も妹も義母も○子です)も、
さかのぼれば「蘇我馬子・小野妹子」など、男性に使われた字、
その後「定子・彰子・徳子・篤子」など、
高貴な女性に使われるようになりました。
伊織も「伊」も「織」も特別男性を意味する字ではないし、
響きも柔らかくてかわいいし、
今後女性にも使える名前として定着していくかもしれませんね。
ちなみに太郎・次郎はさすがに未来でも女性名にはならないだろうと、
「郎」の字を調べてみたところ、「郎」は男性も意味しますが、
男女の別なく、生まれた子の順番を意味することもあるそうです。
「次郎の女子は〜」という使い方をするそうなので、
未来では太郎・次郎という名の女の子もありえるかも?

平賀源内も榊原伊織も当時は学識ある人は顔をしかめたのでしょうけど、
今は誰もそんなこと思いませんよね。
そう思うと、今DQNと言われる名前も
100年後くらいはまだ「今は多くて普通だが当時はDQNと言われた」
500年くらいすれば「昔はこういう名前が普通だった」
という認識に変わり、DQNと言われたことは忘れられるのでしょうか。

私の名前の「○子」も妹の名前の「◎子」も
ひびき自体はふつうの名前ですが、
当時その名前にその漢字を当てるのがめずらしかったようで、
小〜中学生の頃は学校の先生にもたびたび読み方を聞かれました。
今では○子も◎子も、その読み方をするのは当たり前のことで、
誰もが普通に読めるし普通すぎる漢字です。
読めないほうがありえないくらいです。

私も、現在DQNと言われる無理やりな当て字の名前や、
由来を無視したような名前はは好きではありませんが、
そんな私自身も、もしかしたら当時は先生方から
「姉妹そろって変に凝った当て字しちゃってプッ」
と思われてたのかもしれませんね。
うかつに他人様の名前を笑えないなと思いました。

でも現在、私や妹の名前を凝ってると思う人はいないと思います。
それどころか昭和からある古臭い名前と思う人が多いかも。
名前の常識って時代とともに変わっていくんだなと思いました。

名前についていろいろ調べてたら楽しくなっちゃって
誰かに聞いてもらいたくなって長々と書いちゃいました。
読んでくれた方ありがとう!
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